セガレちゃんが保育園に通うようになって間もなく一年。
昨日は保育園に預けるメリットについて書いたが、今日は実際に面倒をかけている保育士の皆さんを考察。
この一年で保育園に対して感心する事は多々あるが、不満に思うことが何ひとつない。
セガレちゃんと言えば、毎朝登園するのを心待ちにしているくらいだし。
娘ちゃんや愚息クンもセガレちゃんとは別の園だったのだが、その時も保育園に不満を感じたことはなかったと思う。
これは保育園の最前線、いわゆる現場で頑張る保育士の皆さんのおかげなんだろうね。
本当に頭が下がります。
仕事とは言え赤の他人の子どもに対して全責任を負い、調べてみれば意外なまでの薄給…
絶対に好きじゃないとできないよな…
ちなみに、私の母親も保育士でした。
余談ではあるが、本人曰わく保育士じゃなくて保母なんですって。
何のこっちゃ?
と思うのですが、本人がそうだって言うんだからねぇ…
まぁ、そういう訳で保母でした(笑)
保育園の給食室のパートから始まり、ものすごく苦労をし、働きながら資格を取っての就業です。
そんな母がよく言っていました。
一に園児、二に親御、自分は三の次だと。
働き方改革はどこに行ったんですか(笑)
しかし、母は大好きだった保育という職を、介護のために無くしました。
その介護が終わっても家の都合で職に戻ることはなく、熟年離婚を経て今日に至ります。
ちょっと便の悪いところに住んでいるため、頻繁に会うこともできないのですが、たまにセガレちゃんに会ったときに、その経験と能力が炸裂します。
人見知りの激しいセガレちゃんが母にかかると…
再会の度に大泣きからスタートなのですが、ものの数分で笑顔とともに打ち解けています。
母が人攫いだとたまらんなって思うくらい。
そんな母が言います。
子どもは預かっていたけど育ててもいる。
自分が産み育てたのは3人だが、預かり育てたのは何百何千だと。
人生最後の子どもはセガレちゃんかねぇ…
と。
今の人生じゃもう無理だけど、生まれ変わっても保母になって、次は何万何十万と育てたいとも。
思いました。
この人にとって保育士は職業じゃなくて生き方なんだなって。
保育士じゃねー、保母だって面倒くさいこと言いそうだけど(笑)
最近じゃ年のためか耳も遠くなり会話もままならないけど、いつまでも鬱陶しくてカッコイイ自慢のお袋のお話でした。