もうすぐ結婚記念日なので、しみじみと振り返っていたらこんな画像があった。
高尾山薬王院で挙式した際の祝膳。
山の上の、しかもお寺でこれは…
場所が場所なので、いくらお金を出しても二度と口にはできないってのが残念。
いや、ホントに美味しかった…
献立です。
胡麻豆腐。
泡醤油でいただきました。
雲丹が乗っていないものなら、通常でも食べられるのかな?
椀です。
種は祝膳の定番、蛤。
これ絶品。
塩蒸しした真鯛にキャビア・モロヘイヤを添えて、ポン酢ジュレでいただきます。
サッパリしているけど、モロヘイヤのネットリで味が一体になる感覚は初めての経験。
自分でもやってみたけど、なかなかこうは行かないんだ(T_T)
煮物は鴨。
鴨って言えば治部煮ね。
どっちかって言うと、細工切りの亀人参に目が行っちゃったけど(笑)
穴子の押し寿司。
鴨の時にも思ったんだけど、精進料理の板前さんって煮物が上手だよね。
真似しようにも、オレには無理だと早々に諦めました。
お造り。
春子鯛の昆布〆。
何でまた真鯛じゃなくて春子なのかって?
一番は予算でしょうね(笑)
何しろ安いから。
ただね、5月の終わりだから産卵を終えた真鯛よりも、まだ一年魚で生殖には関係のない春子に、昆布〆ってひと手間入れた方が味は良いし、何しろ祝膳だから。
個人毎に尾頭付きの姿造りにするなら、春子のサイズじゃないと無理だわ。
焼き物は意外にもローストビーフ。
肉は普通なんだけど、ソースが絶品。
豆腐マヨネーズにピンクペッパーを散らしてます。
これはホントに美味しかった。
式の後に思わずレシピを聞きに行ったけど、普段出す事のできないものだからって教えてもらえなかった(T_T)
伊勢海老の天ぷらと手打ち蕎麦。
これは天ぷらを野菜にすれば、通常提供されているものと同じ。
ただここの板前さん、修行のスタートが蕎麦屋だったこともあり、普通に美味しい蕎麦がいただけます。
鰹出汁を使わない精進料理の蕎麦もたまには良いもんです。
個人的には濃厚な鰹出汁に、重厚なかえしの藪系の方が好みだけど(笑)
最後にデザート。
6品ひと口ずつの盛り込み。
義母はものすごく喜んでいたけど、これは全く印象に残っていない…
やっぱり甘味は甘味専門の人が居ないと…
コースとしては不成立かな?
って印象。
多分に私の好みで論評しましたが、もう4年も前なのにけっこう覚えているものですね。
これは和洋折衷でお願いしたのですが、和食コース、精進コースもできるそうです。
そして気になるお値段。
ひとり追加毎に料理は1万6千円。
ちなみに樽酒付の飲み放題は、ひとり4千円だったかな?
山の上の割にリーズナブルだなって感じたのを覚えています。
あの時は自分がホストだったので食を楽しめなかったのですが、次は招待客で参加したいものです。
誰か薬王院で挙式しないかなぁ…
しないよな、普通(笑)
娘ちゃんや愚息クンがやるって言っても反対しちゃうよ、面倒くさいから。
ましてやセガレちゃんなんて…
さすがにオレが生きてる気がしない(笑)