今回は、昨日私の身に降りそそいだクレーム。
つか、クレームなのか?
バイトを減らしてしまった尻拭いで、雨の中ショッピングカートの回収に飛び回っていました。
特に店頭の平面駐車場は念入りに。
悪天候時って結構な確率でカート置き場に戻してもらえないため事故の元になったりします。
接触事故とか発生すると確実に厄介なことになるし、濡れれば拭かなくちゃいけないから、こまめな回収を心掛けています。
そんな中、回収を終えて店内に戻ろうとするとカートに荷物を載せたお爺さんがカート置き場をスルーして出口に向かっています。
おいおい…
面倒くせーことしてくれるなよ…
と思っていた矢先にやってくれました、面倒くせーこと(笑)
涼しい顔してカートごと出ていっちゃいましたよ。
とりあえず敷地外を確認し、カートを戻すように丁重にお願いします。
あちらの初期対応は非常に馴れ馴れしく、
「毎日買い物してるんだしいいじゃない」
と、まぁ予想通り。
こちらとしては当然突っぱねますわ。
次は泣き落としかな?と思っていたら予想通りです。
「体中痛いのに、こんなに持って帰れないよ…」
買ったのはあなた自身ですけど(笑)
これも当然突っぱねます。
次はキレてくるか、スネてくるか、どっちかな?
と思ったら、
「毎日6千円買うお得意様にちょっと貸すくらいできないのか!」
キレで来ました。
でもこっちだって折れません。
だってね、ひとりにそんなの認めるとご近所さん皆やっちゃうよ。何台カートがあっても足りないでしょうが。
すると
「もういいよ!全部返品するから!もう二度とここじゃ買わん!一日6千円だからな!」
スネちゃいましたね。
それにしても毎日6千円って…
毎月18万も何を買ってるんだ?(笑)
とりあえず返品って言うから
「ではお手続きしますので店内にお戻り下さい」
と誘導。
しかしお爺さん、どうしても持って帰りたいらしく返品を嫌がる(笑)
「もういいよ!こんな体なのにこんなに持たせて、何かあったらお前のせいだぞ!」
何かあっても、それは自業自得ですよ(笑)
結局自力で持って帰ることになったのですが、帰り際に捨てぜりふ。
「店内で借りてもいいかと聞いたらいいって言ったのに、お前は自分の事しか考えないヒドいヤツだな!」
…ん?
貸してやると言ったヤツがいるって?
まぁ最初から言わないし、十中八九ウソっぱちなのは百も承知なんですが、万が一本当のことを言っていると面倒だし、雨に濡れっぱなしで私もかるーくムカついてきたので、ひとつ釘を刺しておくかと思いまして
「弊社の者が貸与すると言ったのであれば、今日は特例でお貸しいたします。ただ、確認を取りたいのでその者の名前を教えていただけますか?」
お爺さん「…」
もう一発たたみかけておくかなってことで
「明らかに就業規則に違反した言動ですので厳重に注意しなければいけませんし、場合によっては処分の対象となるかもしれません。更にこれを見た他のお客さまから貸与の申し出が殺到すれば何らかの対応が必要なので、是非ともお教え願いたいのですが」
ここいらでもう一発キレるかな?
と思ったら、案の定キレました。
「お前のことは許さないからな!本社に言って絶対に処分させてやる!覚えておけ!」
ハイハイ(笑)
これだけで帰すと濡れ損なので最後に
「上の者と本部には私の方からも報告を上げておきます。今のお客さまとの会話も録音してありますから、音声データも付けて」
お爺さん涙目で意気消沈(笑)
今時の小売りの現場はボイスレコーダー必須ですから。
ついでに言っておきました。
「カートの持ち出しは万引きと同じく窃盗、処分させてやるから覚えておけは私に対する脅迫ですから。気をつけてくださいね。」
やり過ぎたかな?
まぁいいか。
こっちもけっこう濡れちゃった事だし。
しかしワガママ老人ってのは20年前から変わらないね、パターンが。
反面教師にしないと。